みなさん、こんにちは。
今日は東日本大震災から丸９年目。
被災されたすべての方、関係者の方に心からお悔やみ申し上げます。
９年の月日が経過しようとも、今なおその爪痕が残る地域や、目には見えない傷を抱えた方は多くいらっしゃいます。
時が経つと支援の手も目も薄れていくと言いますが、今なお、支援を求める方はたくさんいます。
支援
支援とはいっても、その方法はたくさんありますが、大切な支援の１つに、「風化させない」があります。
その大切さを切に感じたのが、ちょうど震災から２年後のこと。
被災地支援の一環で、近隣同業者と共に被災地東北へ向かった時でした。
現地では２年の月日が経過しようとする中、少しずつ新たな街づくりが始まりだした町や地区もあれば、それとは反対に、津波や地震の爪痕がそのまんま残された場所もあったのは、今でも鮮明に覚えている。
現地のコーディネーターの方に話を聞きながら、改めて自分たちは被災地にいるんだということを知らされる。
支援活動の一環で、仮設住宅群への炊き出しをさせて頂いたが、そこで被災された方の生の声を聞き、より一層震災の恐ろしさと、皆さんが抱える心の叫びを感じた。
そして、我々の支援活動に喜びを感じて下さったことに加えて、多くの方が
「こうした活動だけでなく、どうか、これから先も私達や東北のことを忘れないで欲しい」
と口々に言われた。
継続
１つ１つの支援は大切なのはもちろんだが、その規模等ではなく、
「忘れない」
「風化させない」
ことが求められていると感じたのは私だけではなかった。
それがすべてではないが、仲間内で継続的支援活動を目標にした。
毎年、支援物資を届けたり、直接持っていける場合は渡しに行くことも。
残念ながら私はそれ以後、行けていないが、現地へ足を運んだ先輩や後輩は口々に
「継続してもらえることが嬉しいと言われた」
「忘れられてないことが、本当にうれしい…と涙ぐまれた」
と言う感想を伝えてくれた。
やはり、１つ１つの支援は小さくても、「忘れない」、「風化させない」ことが大切なんだ…。
食べる、買うも支援！？
そのことを、過去にも一緒に被災地支援へ行った先輩とふと思い出しては話していると、
「忘れないのは大前提。その上で、物資を届けたり、被災地へ行くだけが支援じゃないよ！」
「ありえない風評被害を受けている地域も多い。本当に良い物や、美味しいものがあるのに、もったいない。」
「お取り寄せ、買い物も大事な支援活動の１つ」
とその先輩はいつも言い切る。
そして、熱い思いと共に色んなおススメをしてくれる(笑)
その影響もあってか、我が家では、個人的にもヒットしたものをお取り寄せしている。
そんな中でも、現在私的ランキング「和菓子部門」で堂々の１位に輝いているのがコチラ。
”かんのや 家伝ゆべし”
１位と言ったが、東北銘菓「和菓子部門」の中でも、ぶっちぎりで１位なくらい、美味しい。
普段、仕事柄、営業等で取引先へ回っていると、お茶と共に小菓子を出して下さる。
その中に、ときおり「ゆべし」っぽいものがでることがあるし、知り合いのお土産で東北銘菓でもあるわけですから本場「ゆべし」を頂いた事もある。
しかし、この”かんのや”さんの”ゆべし”はちょっと違う！！
一般的なゆべしは、柚子やクルミを用いた和菓子ですが、こちらは「けしの実」が使用されており、醤油風味に仕上がっているんです。
この原材料にくわえて、ゆべしの形状にも特徴があり、今までの”ゆべし”の概念を大きく変えます。
家伝ゆべしの独特の形は、翼を広げた鶴の姿をイメージしたものだそうです。
そして、私が一番ハマったのが、その圧倒的”モチモチ感”！
食べ出したら止まらず、妻からも「いったい何個食べるのさ？置いておいてよ！」と言われてしまうくらいにリピートも何度もしています。
今年のこの日に向けて、被災地復興支援と名目を打って、こっそりとお取り寄せしていたのはここだけの秘密なんです。
最後に
震災から９年とはいえ、まだまだ支援は求められています。
私たちに何ができるのか。
そう思うこと、忘れない・風化させないことが、何よりも大切です。
現地へ赴く支援もあれば、送る支援、食べる（お取り寄せ）支援と色んな支援があります。
１つ１つ、私が出来る支援の継続、積み重ねを共々にしていきましょう。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
